長門さんと南田さん

毎日読ませていただいている、どうでもいい日常11/4より。

「私がもし、認知症になったらよろしく頼むよ」と夫に言うと

「いや、俺の方が危ないから…」と逃げる。

まさか2人してということもないだろうけれど、こればかりは分からない。あまり先のことは考えたくないけれど、目を背けてばかりもいられない気がした。

私もテレビで南田洋子さんの様子を観ました。オットも珍しく真剣に観ていました。id:usahanaさんのご夫婦の会話と、我が家の会話はちょっとニュアンスが違っていて面白いなぁと思いました。


我が家の場合は。

『もしね、私が認知症になったら、お願いだから家で介護しようなんて考えないでね。施設とかさ、認知症があればグループホームに多分入れるから、さっさと入れちゃってね。冗談じゃなく。』

すると、オットも『そうだな。オレもそうして欲しい。』と。

夫婦の絆という観点で言えば、献身的な介護をするというのが理想の形なのかもしれませんが、介護の日々が続いたら私はオットに対してずっとやさしくいられる自信がありません。だから、無理に絆に拘らないで欲しいと思うのです。

オットは、長門さんが、南田さんを医者に連れて行くタイミングがかなり遅れている点についても、私達夫婦の老後に置き換えて考えたようでした。『こぼれ落ちる記憶を集めても集めても、もうダメ…かも。って思ったら、夫婦だけで解決しようと思わないで、迷わずまず行動しよう。』と。

本当に、目を背けてばかりもいられませんね。その時が来るのか来ないのか、こればかりは予言もできませんので、夫婦で過ごせる今をとりあえず大事にしましょう。