愛とか恋とか

『愛なんてさ、まだ早いと思うんだよね。』

小学2年生の娘が言います。思わず笑い出しそうになりましたが、真剣そのものの娘の深くて澄んだ目を見たら、なんだかきちんと話し合わなきゃいけないような気持ちにさせられました。子供の目って不思議な力がありますね。

『ねぇ、どうして?誰かが愛の話をしていたの?』聞いてみると、どうやらクラスの女の子に好きな男子がいて、その女の子が激しい嫉妬心の持ち主らしく、お相手の男子と仲良くする女子を猛攻(口)撃するらしいのです。将来が怖いなぁ…なんて考えながら話を聞きます。

『でもね、まだ早いと思うんだよね。好きな人いるけどさ、両想いになれなくてもいいんだー。両想いになるのは5年生か6年生でいいし。』と、何かを悟ったかのような表情の娘。冷めてる…。(笑)やっぱり情緒面は残念ながら私に似てるなぁ…なんて思うことが多いのですよ。

そして、さらに娘はこう続けました。『わたしはね、恋してるの。愛じゃないんだ。』


これには、さすがにちょっと笑ってしまいました。『愛と恋はどう違うと思う?』と聞いてみると『うーん、恋はちょっと好きなこと。愛はね、6年生くらいから。』だって。(笑)

最近の娘は、適当にあしらってはいけないような質問を”唐突に”してくることが増えました。その度に思います。ちょっと洗濯や掃除をサボってもいいから、子供の話にはしっかり耳を傾けて、私の気持ちも伝えていこう……ってね。


愛も恋もとっても素敵な言葉だね。そのことを思い出させてくれてありがとね。