ソウジくん、安らかにお眠りください。

トータス松本さんが飼っていた猫のソウジくんが昨日亡くなったそうです。毎日チェックしているトータス松本さんのブログに書かれていました。

ここのところ元気がないと書いてあったので、もしかしたら…とは思っていましたが、ブログに載せられたソウジくんの亡骸を見たら、なんだかいたたまれない気持ちになりました。本当に寝ているみたい。

私の実家にも猫がいます。私が最初に勤めた歯科医院で知り合った方から譲りうけた猫です。実家の母は、動物が嫌いでした。『いつか死んじゃうんだから…。』と、言って私が何度説得しても動物を飼うことに同意しませんでした。

ある日、実家には私の父親ではない男の人(母の彼です)が住むようになって、私はその人と顔を合わせるのが気まずくて、玄関から自分の部屋へ直行する日々を過ごしていました。兄も家を出ていた時期でした。もういい大人だったはずなのですが、なんだかすごく寂しかったのです。それで、母の了解も得ずにある日子猫を連れて帰りました。慣れない家に連れてこられた子猫は、怖がって逃げ回り、家具の裏側の狭い隙間に入って出てこなくなってしまいました。結局、母の彼がその猫を探し出してくれて、2人で子猫が入り込めないような工夫をして、少しずつ猫にも彼にも慣れていきました。

それから私がいくつかの恋愛をし、結婚をし、実家を出ました。猫は私の全部を知っていました。誰よりも近くで眠って誰よりも私の寂しい瞬間を理解してくれているかのようでした。


その猫は、今も母と一緒にのんびり過ごしています。もう老猫です。…いつかそこにいなくなる日がくるのですね。それは、逃れることのできない現実なんだよね。


トータス松本さんの声を一番近くで毎日聴きながら過ごしたソウジくん。昨年の12月9日の記事ではトータス松本さんのお腹の上で気持ちよさそう。そしてトータス松本さんも気持ちよさそうだったのに。

ソウジくん、安らかにお眠りください。