『バリア』…死語なの?

私は本当に冷たい人間なんだろうと思う瞬間があります。

今日職場で…休憩中のこと。同僚のおばあちゃんが急に体調をくずして入院となってしまったことを聞きました。その病状について、そして倒れた時にいかにそのおばあちゃんが気丈であったかという話をしている最中、私は同僚の話しを聞いているのだけど、頭の中では仕事のことを考えていて、他の人が『心配だね…。』とか『ご高齢なのにすごい精神力だねぇ。』とか『早くよくなるといいね。』とか言って親身になって話しをしているのだけど、今の自分の頭の中のモードを切り替えることができずに、結局一度も言葉を発することなく、なんとなく気まずい感じでその時間を過ごしました。

本当にコミュニケーション能力に長けている方だったら、こういうところで気の利いた言葉をかけて、落ち込んでいる人の助けになったりするのだろうけれどね。

あと、こういう時に心底感情移入して相手の気持ちになれちゃうタイプの人もいるでしょ。本当に優しい人。


私はどちらにもあてはまりません。人の話を聞くのは苦手ではないと思っているのだけど、それに対するリアクションを期待されているような会話は本当に苦手だったりします。期待されているようなお返事はできないんですもん。多分こう答えればいいのだろうとは思うのだけど、自分の心の中では多分そう思えていないから言葉にできないんですよね。

さすがに…これが仕事となればまた違って、答えねばならないことは答えられるのだけどね…。


今は人の話を聞けませんよー!っていう時にこっそりその場を去る技も最近は覚えたりしてます。大人になるとこういう逃げ道も見つけられるのだよね。あぁ、そういえば子供の頃やった鬼ごっこで、追い詰められた時に『バーリア!』って言えばつかまらないっていうすごく姑息なルールありましたよね?『今は聞けません』な脳内状態の時にこれ使えたらいいのになぁ。オットで試してみようかな…。