ひとつの恋愛を小出しに書いています(笑)

先日、ここを読んでくださっている方からメールをいただきました。『素敵な恋愛経験がたくさんあっていいですね。』というような内容でした。いちいち弁解するのもどうかとも思ったのですが、私という人間のイメージがここに書かれる文章から作られて、それを読んでくださる方がそう思われたのであれば、私の表現方法にいささか問題があったのかもしれません。モテる女への妄想が暴走して(語呂が良すぎてキモチワルイ。)過剰表現しちゃったかしら…?(笑)

要するに、私は全然恋愛経験豊富じゃないし、モテ人生とは無縁…ということです。

何度か、過去の恋愛の話を日記に書かせていただいているので、『恋愛経験豊富』と思われたのかもしれませんが、ちっちゃな出来事を、小出しに書いているだけ。しかも、いくつかの話題は、同一人物について書かれているのですよ。

水谷豊さんにちょっと似ていて『死ぬ時はキミと一緒にいたい…。』って言って、ブルーグリーンのマフラーをくれて、成人式の前日に一緒にお泊りして、一回り以上年上だったからもう今は50歳で、英語が堪能で、指がきれいで、バイオリンを弾いていて、顎の下にアザがあって……最後はありがとうの気持ち忘れたまま『一緒にいても安心できないよ…。』と、我ながらセンスのない捨て台詞を吐いてサヨウナラした宇宙人みたいな彼。この文中にある出来事をいくつかの日記に分けて書いたのでね…、たくさんの恋愛経験と思われたのかな?例えば、たった一人の人とのお付き合いでも、一日一日の小さな出来事が自分にとっては大事な想い出ってこともあるんじゃないかな…。

僅か1年半(私の恋愛経験の中では付き合う期間が一番短かった人です)だったのだけど、この彼との想い出は、とにかく原色なんですよね。鮮明なの。彼のキャラクターが多分そうさせているのだと思うのだけど、多分この先もずっとこのままの記憶なんだろうと思います。

…もしも。彼がこの日記を読んで、もしかして僕のことかな?って思ってくれたら、それはすごく私にとって幸せなことです。お互いの気持ちもすれ違ってしまって、最後の別れ方なんて最悪だったのだけど、それでも、こうして私の心の中に残る想い出を文字にしようと思えたってことは…『それって多分ね、あなたの魅力が、忘れることが許されないくらい鮮やかな青で縁取られているからなんだよ。』


とにかく魅力的な人との1年半だったっていうことです。だからよかった想い出だけ書きたくなったのだと思います。そして、もっと長い期間付き合っていたある人との恋愛は心の奥底にまだ眠っているのです。自分があまりに惨めだったから。どうやら人は無意識のうちに記憶の収納場所を微妙に変えながら生きていくみたいですね。

そのほうが生きやすいですもんね。