汚い仕事しています。

先日の日記で、図書館の本を借りるのが嫌で…潔癖症かな?ということを書いたのですけど、自分の中である矛盾を感じまして。

私、人のお口の中に日常的に指を突っ込む(ちょっと表現がよくありませんが…)仕事をしています。こう書くと、たいそう悲惨な印象ですが。(笑)もちろん、使い捨てのグローブしてますよ。薄いゴム製のグローブ1枚で守られているものの、他人の唾液や血液が日常的にそこにあって、手術中などは返り血浴びたり、認知症のご老人から唾を吐かれたり…なんてことも日常茶飯事。

潔癖症だったら、とっくにこの仕事辞めてるはずだな…と、思うのです。


一日の仕事が終わった後の自分は、相当汚染されています。以前、感染症の講習会を聞きにいった時、ある先生が言っていました。『仕事が終わって、愛する子供やパートナーとのスキンシップを楽しみにしている人も、必ずシャワーを浴びてきれいになってからにしてくださいね。』と。この仕事は、考えている以上に『汚い』仕事なんですよ!という言葉が脳裏に焼きついていて、私は今も帰宅後まずざっとシャワーを浴びます。それから食事の支度。

厳密に言えば、洗ったって死なないウイルスだってありますけどね、そういうことが気にならないということは潔癖症とは言わないのだろうな…と。

そういえば……思い出しました。
昔、今から20年近く前の話しですけど、実習に行った先の歯科医師がグローブせずに患者の口の中に平気で素手を入れていたんです。驚愕!!だったなぁ。で、手洗いも超適当。昼休みにはその手でお弁当を食べ、タバコを吸い、午後の診療に出て行く。きっと患者さんは先生の指からタバコの匂い感じるんだろうなぁ…最悪だな。そういう様子を見たら、その先生への尊敬の念はどこかへ消え去ってしまいましたよ。まぁ、これは潔癖とかそういう話し以前に、意識が低過ぎという話しですが。


と、いうわけで私のは潔癖とまではいかぬ『コダワリ』程度のものだったっぽいです。