セックスレスの記事に思う。私の場合。

先日、こんなニュースがありましたよね。

日本では夫婦の3分の1以上が、性交渉を持たない「セックスレス」の状態となっていることが明らかになった。その多くは、疲れ過ぎや面倒くさいことが理由という。

それによると、性交渉を少なくとも1カ月持っていないという夫婦の割合は、今年の調査では約37%。この数字は2004年には32%だった。男性の4分の1が仕事での疲れ過ぎを理由に挙げている一方、女性の19%はセックスを面倒だとしている。

社団法人日本家族計画協会(そういう協会があるのか!)の北村氏は、ワークライフバランスの問題だとおっしゃっていて、個人的にすべて解決できることではないため、会社経営者がなんらかの対策を打つ必要があるとの考えを示したのだそうです。そして厚生労働省へ報告されるのだとか。
(元記事:11月13日exciteニュース『日本の夫婦、3分の1以上がセックスレス』

うーん、例えば仕事量を減らして、男性が仕事で疲れずに帰宅できて夫婦で過ごす時間が増えればセックスレスは解消するのでしょうかね?多分、そんなに単純な問題ではないですよね。もちろん、真剣に少子化対策を考えている人たちもそんなこと既にわかっていることだと思います。だけど、そこ以外に社会で対応できそうな部分がないのでしょう。



セックスレスの原因って、そのカップル毎にいろいろだと思いますけど、私の経験からの話になるので、ここでは女性が性行為に嫌悪感を抱いている場合の話を書きます。

カウンセリングの専門家の方の話にあったのですが、女性の場合過去の経験がトラウマとなって恐怖心や嫌悪感を潜在的に抱いていることが多いらしく、その結果、性交渉は子供を作るための手段だから仕方なく…という人が、その後セックスに対して『面倒くさい』という感情を抱くのでは?とのこと。

私自身も、若い頃は過去の経験からの恐怖心・嫌悪感という部分が強くあったわけで、それがある日突然霧が晴れるみたいになくなったわけじゃあないんですよね。相手のことを大好きだと思えば、触れていたいという気持ちが普通にあったのだけど、最終的なところがどうしても怖い。そして、拒否した後の相手の態度や気持ちを想像するとそれもまた怖い…というような悪循環。

何が一番の解決方法だったかと言えば『会話』ですね。

『慣れだよ。』なんて言った男性もいましたが、そうじゃない。初めてだから怖いというのとはちょっと違うわけで…。怖いという気持ちがある限り、何度トライしたって同じこと。身体の相性とかもあるのだろうけれど、それ以前の問題ですからね。

相手に自分の気持ちとか過去の出来事をちゃんと話せて、相手がそれを聞いてくれて理解してくれた時の安心感ってものすごく大きかったですよ。心と体、両方で信頼できた時に初めて大丈夫だと思えました。同時に、相手の男性も自分じゃなきゃ…という気持ちになってお互いの気持ちのバランスがとれたのでしょう。

長く一緒にいる夫婦だったりすると、付き合っている時よりも、会話自体が減っているなんていうこともあると思うんですよね。そのうちに、お互いの心の内が全然掴めなくなってしまう。どちらかがストレスに思っているのであれば、それについてたくさん話し合える時間を持つことが解決への第一歩なのかなぁ…と。

会話を持つ時間すら全く持てない程仕事が忙しい男性ならば、冒頭に書いたようなワークライフバランスの改善により、夫婦間のコミュニケーションの時間がとれて、解決に繋がるのかな…。いや、やっぱり単純に『時間』じゃない気もするけど…。

ちなみに、私の今現在はオットとのスキンシップは大事に考えてますですよ。オットの気持ちも尊重しつつね。ただし…、オットが満足しているかはわかりません。そこが問題か。