主婦だからという言い訳

『若いっていいよねー、ガツガツ吸収しようとする意欲があってさ。』

私と同年代(30代後半)の同僚が、20代のスタッフを見てこう言いました。私は適当に返事をしてその場を過ごしましたが、私達だってまだまだ学ぶこといくらでもあるんじゃないの?と、思います。そりゃぁ、日々困らないくらいの知識を得て、要領よく仕事をこなしているかもしれない。ある程度のキャリアがあると『経験』にあぐらをかいてしまいがちだけど、やっぱりこのままじゃダメなんじゃないかな?


勉強会のお知らせが来ると、いつもチェックするスタッフの顔ぶれは決まっています。そして、前述の同僚はそこにいる私に向かって遠くから言うのです。

『偉いね〜、私にはできないよぉー。同じ主婦でも私なんかとは全然違うよー。』と。
ある時にはこう言います。『いいなぁー、できる人は。さすがだねー……。』


私は捻くれた人なので、それを聞くたびになんとなく嫌な気分になるのです。偉いねーじゃないでしょう。あなたも主婦だからとか、時間がないからとか、そういうこと言ってないで勉強したらいいのに。できる人なんかじゃない。努力してんの。…そう思うんだけど、やっぱり仕事に対する考え方とかライフスタイルの中の仕事という部分が占める割合…そして、パートナーの協力が得られるか否かでも違うから仕方がない部分もあるとは思うけど。

確かに、家庭があると時間が限られてしまったり、無理がきかない現実があるのも確か。だけど、いつも主婦だからということを逃げ道にしてダラダラと努力を回避しようとする姿勢をあからさまに出すのはいただけないかなぁ…と。こういう人がいると、周りにこういう空気が伝染するからね…。

家族が一番大事。だけど仕事も大事。そして自分の時間も大事。そんな都合よくいかないよー!という声が聞こえてきそうですね。大丈夫、全部を完璧にと思っているわけではないのです。それぞれにちょっとずつのピンホール空けてガス抜きしてますから…。気付かれないくらいのね。

ガス抜きしつつも、できる範囲でいくつになっても新しい知識を得る努力をしていきたいですよ。