失うことへの恐怖

人間、怖すぎると涙が出てくるってこと、すごーく久しぶりに思い出しました。

大人になって、『怖いよー!』って泣く人もあまりいないだろうけれど、私は普段感情表現が乏しい部類の人間なので、人前で泣くってことはまずありませんし、感情が昂ったとしてもそれを理性で押さえ込むのが定番となっているつまらない女です。

そんな私ですけど…、数日前オットと夜中に地震雲の話をしていたら、もうどうしようもない恐怖感に襲われてしまいまして、涙が溢れてきました。オットからは『お前は子供かっ!』と、突っ込まれましたけども、『あの雲は絶対におかしい。』とか『会社に行っている時に大地震があったら俺は家に帰れないよ絶対…』とか言って怖がらせたのは君ですから。

オットは『大丈夫大丈夫…』と、根拠のない大丈夫を連呼しながら、常備水やら非常食やらチェックして、テレビをテレビ台にしっかり固定して、食器棚の状態を確認して…そして最後にミルクたっぷりの美味しいコーヒーを淹れてくれましたです。どうも、どうも。


年齢を重ねると、失うことへの恐怖感がものすごいものなのですね。