自己啓発セミナーで。

先日、いわゆる自己啓発系のセミナーに参加してきました。セミナーの半分は接遇マナー講習で、残りの半分が自己啓発系のお話し。2名の方(私と同職種)が、今までの経験と自分を変えていく経緯を話され、残りの時間はこのセミナー主催者である女性起業家の方の講演でした。

『いきいきと仕事をする』『愛される』そんな人になるには、どのような考え方をすればよいのか?

私の身近な人がこの主催者の考え方にえらく感動したと言っていて、絶対いい!と熱く語ってくれたのですが、最初は『絶対にいい』なんて言うその『絶対』が信じられず、猜疑心いっぱいでした。でも、ある日『そんなに人を動かせるってなんなんだろう?』と、すごく不思議に思ったんですよね。宗教のマインドコントロールに通じるものがあるのでしょうが、ともあれ彼女はそのセミナーによって日々前向きに仕事ができるようになったという事実があるわけで。

ごちゃごちゃ思ってるくらいなら、自分で聞いてみようと思ったのです。


参加してみての、私の感想です。
総括すると、とっても素敵なセミナーだったと思います。行って良かったです。主催者の女性起業家の方は、本当に凄い人。能力もあるのでしょうが何より反骨精神がすごいですね。自分が反骨精神を基本として成功を掴んだ人なので、やっぱり他人にもそれを求めるところがあるのかなぁ…という印象を持ちました。でもお話しの中では、反骨精神は本物のエネルギーではないのでそれを感謝の気持ちに変えることが大事だと話されていて、ちょっとホッとしたり…。

『感謝』といえば、この主催者の方は周りのスタッフへの感謝をやや過剰かと思われるくらいにお話しされていました。それも、大事なことだし、人の上に立つ立場の参加者も多くいたのでそのような姿を見せて学んで欲しいという気持ちもあったのでしょう。しかし、その過剰な表現が、私には、ひどく不自然に思えました。自分の会社の人間への感謝ももちろん大事だけど、来てくれた人とか取引き先への感謝のほうを締めにおっしゃるのが礼儀なのでは?と、思ってしまいました。

もうひとつ不自然に感じたのが、講演の最中に感極まって涙を流し話せなくなりそうになる…という場面が何度かありました。よくあることなのかもしれませんが、何が不自然に思ったかって、その会社の人、皆さん話す途中でそんな風になるのです。司会でさえも。そして、他のスタッフが講演中、その話しを聴いている時のスタッフさんたちの様子を観察していたら、異常なほどに頷き、笑い、泣き、拍手をする。


私はこんなところばかりが気になってしまうちっちゃい人間なんです。きっとこの時点で私はこの方たちの言うところの『キラキラ』に届かない。(笑)

前述の私の身近な人は、きっとこんな見方はしていないんだろうな。あと、受け入れられるか否かというところは、原点に、講演した人が好きか嫌いか?ってところもあると思うんです。彼女はきっとこの女性起業家みたいに輝きたいと思っているのでしょう。モデリングしてる。だけど、私はそうは思えなかったわけです。


プラスになったと思えたこと。
『常にネガティブな人は、ネガティブな言葉を発する。その言葉を一番聞かされているのは、他の誰でもない自分である。それによって、ネガティブの連鎖から逃れられないのだ。』そんなお話しがありました。仕事中だけでも…マイナスの言葉を発さない努力をしてみようかな。

あと、魅力的になると、周りにも魅力的な人が集まる。引き寄せ合うってことですかね?こういう考え方は素敵だなと思います。


実はもうひとつ、行ってとっても良かった!と、思えたことがあるのですが、それはまた次の機会に。