扶養とか扶養とか扶養とか…そこにチャンスはない

主婦が仕事をする時、よく『扶養の範囲で…』って言いますよね。

私自身が扶養の範囲内で働いた期間というのは、結婚して1年目の数ヶ月でした。家にじっとしていることに我慢できず、パートでボチボチ仕事をしたことによって中途半端な収入を得ました。そうしたらあっという間に扶養の範囲を超えてしまい、国保料金(前年度独身だった頃の収入をみた)がえらいことになって、中途半端はダメ…とはこういうことかと実感したわけです。

それ以降は、オットの扶養に入るということは考えもしませんでした。正社員の頃はそれでよかったのだけど、子供が小学生になって学校の行事などとの兼ね合いも考え、パートになったら出勤日数が月によってバラバラになり、会社の健康保険・厚生年金から脱退するよう勧告を受けてしまいました。


さて。どうしましょう。選択肢は2つです。

  • オットの扶養の範囲内で働く
  • 今のまま働き、自分で国保に加入し、国民年金を支払う。


それで、あれこれ考えたりしていたわけなのですが、ふと思えば、どうしてこの2つの選択肢だと思ってしまうのでしょう?もしも主婦じゃなかったら…、今の職場のままという前提ならば、国保に加入し国民年金を払うしかないわけでしょ。それなのに、主婦だから…扶養の範囲だとお得(なよう)だから、働く日数や時間を気にしながら調整しようとしたりする。

これって、やっぱりナンセンスだと思います。本当に扶養の範囲で働いたほうがお得なんでしょうか?もちろんそこに例えば子供と一緒にいられる時間を大事にしたいとか親の介護に時間を使いたいとか理由があるならば頷けることもあるかと思うのですが、ただただ調整のために仕事をセーブするなんて、なんだかおかしい。


自分で納得いく仕事をしたいなぁ、やっぱり。


ただ、迷っているのはひとつ『新しいこと』にチャレンジしたい気持ちがあるからなんですよね。今まで長いこと専門職に就いているので、他のことへのチャレンジにはどうしても躊躇してしまって、なかなか一歩が踏み出せないでいました。そうこうしているうちに37歳。


今、新しいことが始められそうな予感がしています。まだ予感…ですけどね。

長いことおりこうに待っていたけど、チャンスは向こうから自然に寄ってきてくれないんだよね。結局一歩踏み出せるのは自分だけなんだよなぁ…。



こうしてここに書いて、少しずつ自分の頭の中を整理している最中です。
…それにしても寒いですね。



以下、追記です。

みそ文のどうやらみそ様よりメールをいただきました。とても的確なご指摘ありがとうございました。

今回書いた文章は、あくまでも私がサラリーマンの妻という立場で書いたものなんです。ですから、私が『主婦』と表現した部分は『サラリーマンの妻』と頭の中で置き換えていただければ…と、思います。

奥様が経済的な柱になっている家庭だってありますよねぇ。自営の方は、問題が違いますし。あれもこれも…一概に言えない話というわけですね。

あと、ちょっと言い訳がましいかもしれませんが、『本当に扶養の範囲で働いたほうがお得なんでしょうか?』という問いかけは、自分の心に対しての問いかけです。『お得』がお金を連想する言葉なので紛らわしいですが、『人生において…自分の気持ちを納得させるだけの価値ある方法か?』というようなニュアンスかな…。

こういう問題は、もう少し表現に気をつけるべきでしたね。

どうやらみそさん、どうもありがとうございました!お気遣いに感謝です。