結婚してよかったことは何ですか?

職場に、結婚は絶対に嫌だという後輩がいます。その子に、いかに結婚生活は楽しいかという話をしてあげようかと思ったのですが、私の結婚生活は残念ながら彼女にとって魅力的だと思える要素がまるでなかったようで……。

『自由を奪われたくない。』『男友達とも遊びたい。』『仕事を今のままか、それ以上頑張りたい。』『子どもが嫌いだ。』『誰かのために自分の生活リズムを変えるのが嫌だ。』『自分が稼いだお金は自分のために遣いたい。』

うーん。確かにこれを聞く限りでは、君は結婚に向いていないのかもしれないねぇ…。後輩は、日々本当に楽しそうに暮らしているし、仕事も充実していて、今の生活を崩したくないのでしょう。

それもありだと思います。誰かに依存したり、誰かのために時間を費やしたり…、そういうこともいいものだと思えるようになった時に結婚を考えればいいのではないかな。

彼女はまだ26歳ですからね。……あぁでも、私は26歳で結婚したんだなぁ。その当時の私よりも彼女は何倍も考え方が大人です。だけど、あんまり早く大人になり過ぎてしまうのももったいのないかもしれないなぁ。


先日、彼女にこう聞かれました。 『結婚して、良かったことって何ですか?』突然だったので、『うーん…なんだろうね?良かったことかぁ…。』と、言ったまま次の話題になってしまいました。

女性が経済的にも自立しているような場合で、損得だけで考えたら、正直言って結婚したほうがお得って思えることなんてないように思えます。けれど、人生そういう計算だけじゃない部分も大きいかと…。

一緒に同じ空間の空気を吸って、些細な癖や喋り出すタイミングやほくろの位置まで熟知してくれている相手が隣にいつもいることって、結構価値あることですよ。まぁ、それだけなら同棲でもいいわけだけどね。結婚は、いろいろな煩わしさも共有している分、お互いを思いやれるんじゃないかな?

結婚してよかったこと。『誰かを心から大切だと思えたこと。誰かに大切だと思われている安心感。そんなこんなで、心のバランスがよくなったよ。』こう言ってみようかな。