娘の涙

小学3年になる娘がいます。私が仕事をしているので、例年の夏休みは市の事業として行われている学童クラブ(小学校の一室を使用)に通わせていたのですが、今年はミニバスの練習がほぼ毎日あるということで、学童クラブへの申し込みをしませんでした。

仕事を持つ母親にとって、長い長い夏休みをどう乗り切るか?という問題は非常に頭を悩ますところ。だんだん子どもも成長してくると、親の思惑通りに学童に行ってくれなくなったり…と、新たな悩みも出てきます。

今年は、ミニバスに熱中してくれているから安心だわ…と、思っていた矢先…。


今日は、朝のメール連絡でミニバスの練習が急遽中止になりました。私はすでに職場に向かっていたし、娘に連絡がつかず、誰も来ない体育館で30分くらい待ったところで、練習当番の父兄の方が見に来てくださって、娘に『今日は練習なしだよ。』と、伝えてくれたとか。

そのまま家に帰った娘ですが、私が帰る18時過ぎまでの間、無限にありあまる時間。一応12時になったら作っておいたお弁当を一人で食べたそうですが、午後になり、同じマンションの子と遊ぼうと思ったけど、どうしていいかわからない。マンションの廊下を少し歩いたけれど、結局家に戻って本を読んだそうです。


夕方、仕事が終わってすぐに娘に電話をすると、電話口ですすり泣くのです。『なんだか、さびしくなっちゃった。』と。

猛烈に切なくなりました。『ごめんね。すぐ帰るから。』



普段しっかりしている娘だけに、こういう風に『さびしい。』とストレートに伝えてくるのは、よほどだったのだろうと思います。私が帰ると、けろっとしていましたが、夕食のあと私の膝の上にのせて少しの間抱っこすると、コアラみたいに抱きついてきました。

よしよし。……よしよし。