かゆいところに手が届く妻

実に半年もの間、放置しておりました。更新のしかたすら忘れてしまっていましたですよ。

こんなに長い間、一体何をしていたのでしょう?はて。

6時半起床。お弁当作り。シャワーを浴び、テキトウな化粧を施し、夫の淹れたコーヒーを飲み、寝起きの悪い娘をたたき起こし、家族の中で一番に家を出ます。19時から20時の間には帰宅。冷蔵庫に蓄えたありあわせで簡単なおかずを作り、娘と一緒に夕食を食べ、少し休憩〜……と思うと、あっという間に夢の中です。

ハッと気付けば、娘はちゃんとお風呂に入って歯を磨いて明日のしたくをして寝ていたりして、本当にゴメン…という状況。

ソファーで気持ちよく寝ていると、オットが帰宅して私の無音テリトリーに侵入してくるわけです。彼がつけた大音量のテレビの音、おかずをレンジで温める音、洗濯機のスイッチを入れる音……遠くから『音』を感じながら、オットに対して『ごめんねー。』と頭の中でグルグルと思うわけです。


2月にフルタイム勤務になってから、こんな毎日が繰り返されています。娘が保育園だった頃と一緒です。以前と違うのは、私の体力がなくなったことと、オットが家事を手伝ってくれるようになったことですね。手伝ってよ!と、言ったわけではないので、おそらく私に任せていたら、家が人の住むところじゃなくなってしまうぞ…と予知したのだろうと思われます。

結婚12年目にして、夜中帰宅後に食器を洗ったり洗濯物を畳んだり……オットが家事をやるようになるとは、予想しない出来事でした。オットも以前と同じように仕事が忙しい上に、勤務地が遠くなって疲れているというのに、本当に申し訳ないのですよ。ある日突然目覚めたかのように家事をやり始めたので、最初のうちは『ん?何か後ろめたいことでもあるのかな?』なんて考えてしまいましたが、そうではなく単純に『対等に仕事をしてくれてありがとう。』の気持ちだそうで。


結婚って、お互いを頼りにし過ぎてしまうのもダメだと思うのです。やってもらっているうちにそれが当たり前になって、もっともっとと求めてしまうでしょ。自分はこんなに大変なのにどうして気付いてくれないの?とか。

ふぅー。と、ひとつ深呼吸をして、オットを見ることにします。自分ばかり見ていると、わからなくなってしまうことだらけになりそうですしね。あとは……、とりあえず現時点でオットのかゆいところに手が届く妻でいたいと思います。……なかなかこれが難しいわけですけどね。